様々なところでマインドフルネスという言葉がもてはやされてきましたね。
このマインドフルネスというのは、簡単に行ってしまえば「自分を観察する方法」で、今ある瞬間の現実に目を向け、それをありのまま知覚し、余計な思考や感情にとらわれないようにすることで、大切なのは「今」なのです。
というのも、余計な思考や感情が生まれる原因というのが、常に過去か未来ににしか存在せず、「今」という事象については思考することがないからなのです。
例えば、嫌なことを考えると、「昨日となりの席の人に足を踏まれた」だとか「部長に怒られた」などは過去の出来事であり、これにより「明日も怒られるかも・・・。」などのようなネガティブな感情が芽生えたりもします。
つまり、未来や過去のことを考えるから、余計な感情や思考が生まれてくるわけです。
そこで「今」に対して思考を集中させると、「大きく息を吸っている」「目を閉じている」「風が頬をなぜていく」など頭のてっぺんから、足のつま先までの感覚に意識を向けていくのです。
そうしていくと余計な雑念はなくなり、集中力が生まれてくるのです。
テクノロジーの発達した現代では、あまりに多くの情報にさらされることになり、その情報を処理するために脳への負担が大きくなってきています。
そうなってくると、人は自分の注意をコントロールすることが難しくなり、拡散思考が暴走、ほんやりとしてしまい集中できなくなってしまいます。
そこで、瞑想やマインドフルネスなどを取り入れ、自分の感覚を研ぎ澄ますようになっていったのです。